農薬や除草剤を使わないのは、畑に住む微生物・菌類・益虫・害虫や、畑を訪れる小動物・鳥・猫など、農園の生態系を構成するものの為。化学肥料を使わず有機肥料を使うのは、それが微生物や虫たちにとって一番美味しい食べ物だから。野菜たちはそんな虫たちのフンや微生物によって分解されたものが大好物。そんな環境でこそ野菜たちは飛び切り美味しく育つのです。
畑の小さな食物循環、生態系を大切にしたい、豊かにしたい。微生物や虫やカラスや猫が幸せになれば、人間はその恩恵を受けて、自然と幸せになれるのです。
年間約50種類の野菜を少量多品目で育てています。なぜそんなにたくさん作るのかって?だって色々なものを食べたいじゃないですか。ラタトゥィユ1品作るのでも、トマト、茄子、ズッキーニ、玉ねぎ、ピーマン、ニンニク、これだけで6品必要になってします。これにニース風サラダ作って、レタス、インゲン、ミニトマト、ジャガイモ、合わせて10品。ほんとはもっとたくさん作りたいくらいです。
自分の食べたいもの、必要なものを作る。自分が最も美味しくて安心なものを作る。家庭菜園の延長です。皆さん、ご自身で食べるものを育てるのが本当は一番良いのです。でもそんな簡単には出来ない。では、私が代わりに請け負います。そんな考え方、いかがですか。あなたの専属ファーマーにして下さい。
そんな野菜たちを、四季折々、その時いちばん適期のもの、旬のもの"おまかせ"で7品~9品を詰め合わせにして、宅配便にて定期宅配しています。
あなたの専属ファーマーが、あなたやあなたのご家族のために野菜を育てています。
ご注文は食べチョクからお願いします。
https://www.tabechoku.com/producers/23832
農園主は元サラリーマンでした。東京のマンションのベランダで、旧友の真似をして、ベランダ菜園を始めました。発泡スチロールの箱に、ホームセンターで買ってきた土と夏野菜の苗。トマトと茄子は立派な実を付けることはなかったけれど、毎日の水やりが楽しかったこと、楽しかったこと。
それから年を経ない2001年春。農園主は、勤めていた会社を辞めて、農家に研修に入っていました。農家で学びながら、畑の小さな一角を借りて家庭菜園を始めました。トマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ、etc. 苗はホームセンターで買ってきました。妻が言いました。「ラタトゥィユが出来るから、《ファーム・ラタトゥィユ》だね」。作ったラタトゥィユが美味しかったこと、美味しかったこと。
2002年春。独立して農園を立ち上げました。農園の名前はこれしか頭に浮かびませんでした。はい。《ファーム・ラタトゥィユ》です。